会長挨拶

会長挨拶

公益社団法人 新潟県看護協会会長 斎藤有子

会 長 挨 拶

 

 会員の皆様には、日頃より看護協会の活動及び事業運営にご支援、ご協力を賜り、心 より感謝申し上げます。

 これまで、新型コロナウイルス感染症への対応については、医療、保健、介護、在宅等の最前線において、感染のリスクの不安を抱えながら懸命に取り組まれた看護職の皆様に敬意を表します。

 この間の看護職が果たした役割に対して県民の皆様から高い評価を受け、看護職の役割とその活動の効果を社会に示すこととなりました。

 さらに、私たちを取り巻く環境は、少子高齢化、気候変動及び新興感染症などの発生により大きく変化し、社会そのものが大きな影響を受けています。私たち看護職員は、このような社会状況に対応し、保健、医療、福祉へのニーズを見極め、それに応えていかなければなりません。  

 さて、令和5度新潟県看護協会通常総会は、614日に新潟グランドホテルで開催しました。昨年度と同様に、規模を縮小しての開催となりましたが、提出しました議決事項 全てを承認いただくことができ、感謝申し上げます。

 また、617日には合同常任委員会を開催し、新しい体制での取組みをスタートした ところです。今年度から重点目標の取組期間を3年間とし、事業を計画し、実施、評価 しながら進めてまいります。3年という期間を設けることにより、3年後のあるべき姿に 向けて、事業展開を図っていきたいと考えております。

 令和5年度新潟県看護協会の重点目標は、「地域の人々の健康と療養を支える看護の 機能強化と連携」「地域の健康危機管理体制の構築」「看護職が働き続けられる勤務環境づくりの推進」「看護施策を推進するための持続可能な基盤強化」の4点です。

 看護職は、医療と生活の両方の視点を持つ専門職として、地域で暮らす全ての人々に 対し、健康な生活の実現に貢献し、地域社会の健康の促進につながる活動を継続的に実践することが求められています。今後はさらに地域の看護力を強化し、看護の役割と効果を社会に示すとともに、看護職が誇りをもち、安心して働きつづけることができるよう協会活動の更なる充実に努めてまいります。

 会員の皆さまと一緒に考え、ともに取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 

                                         令和5年6月  公益社団法人新潟県看護協会 会長 斎藤 有子