会長挨拶

会長挨拶

公益社団法人 新潟県看護協会会長 斎藤有子

「地域で看護職の役割を発揮し、人々の健康と生活を支えよう!」


 日頃より、新潟県看護協会の活動、事業運営にご支援、ご協力をいただきありがとうございます。新型コロナウイルス感染症への対応が2年以上続き、さらに、ロシアによるウクライナ軍事侵攻という悲惨なことも起きています。全ての人が健康に、安全に暮らすということが、いかに大切なことであり、それを守ることが簡単ではないと思い知らされます。一日も早く平和な日々が訪れることを願わざるをえません。

 日本看護協会の「看護職の倫理綱領」には、「看護職は、あらゆる場において、人々の健康と生活を支援する専門職であり、特に高い倫理観をもって、人間の生命と尊厳及び権利を尊重し行動する。」とあります。その意味を噛みしめ、どのように行動するか、一人ひとりに問われていると思います。

 新型コロナウイルス感染症への対応として、ソーシャルディスタンスを確保してのコミュニケーション、ICT化の導入、オンラインを活用する等の新しい形の活動が進められています。新潟県看護協会では社会の変化に的確に対応するとともに、引き続き人々の健康と生活を支援する活動を進めてまいります。 

 令和4年度の重点目標は、「全世代を支える地域包括ケアを推進する看護提供体制の整備」、「看護職が働き続けられる勤務環境づくりの推進」、「看護職の役割の推進と質の高い看護人材の育成」、「看護施策を推進するための基盤の強化」の4点です。

 地域包括ケアを推進する看護提供体制の整備の一環として、令和441日に「訪問看護総合支援センター」を設置しました。地域の訪問看護に係る様々な課題に対応するとともに、在宅療養を支える訪問看護に係る支援体制を強化します。

 看護職が働き続けられる勤務環境づくりでは、ワーク・ライフ・バランス(WLB)推進研修での学びが現場の取り組みに活かせるよう「看護職の労働環境相談」を立ち上げました。また、「新型コロナウイルス感染症に関する看護職の離職防止相談窓口」を開設し、看護職の悩みや不安に対して支援していきます。

 専門性の高い看護職員の育成に向けては、「新潟モデル」と称して、県行政、大学等教育機関、医療機関、専門看護師・認定看護師、特定行為研修を修了した看護師及び当看護協会等が連携した活動を進めています。引き続き、特定行為研修を含んだ認定看護師の教育機関の設置拡大、受講者の確保、有資格者の活動支援等に取り組んでいきます。

 看護施策を推進するための基盤の強化として、昨年度実施した会員ニーズ調査の結果をもとに、会員の満足度を高め、入会を促進するための方策を検討してまいります。中でも、協会が行っている事業の一部しか周知されていない現状が明確となり、活動がわからなければ、協会に入会する意義が感じられないという意見はもっともなことと思います。協会の活動を理解していただくことはもとより、会員のための看護協会であり、会員の皆様と共に活動を創り上げ、展開していきたいと思います。

 看護職が安心して働き続けられるよう、また、多職種と連携・協働して地域社会の保健・医療・福祉の向上に貢献できるよう引き続き取り組んでまいります。皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

 

令和4年
公益社団法人新潟県看護協会 会長 斎藤 有子